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検査・調整
見積り検査・調整までのながれ
  1. 見積り検査前に本体の清掃。 ( 機械内部検査時に泥やほこりがはいるので。
    次に、整準部の分解 / 清掃 / 給油 / 組立てを。
      その時に、外観にキズや痛みがないかチェックします。
  2. デジタル機( 電子セオドライト / トータルステーションなどは内部検査をします。
     汚れ・腐食・電気信号がずれていないか目視測定機確認・調整します。
         また、バッテリーなど付属されていた場合、充電 / チェッカなどで確認します。
    光学機器( レベル / セオドライトはコリメータ装置にセット後、確認します。
  3. コリメータ装置にセットします。デジタル機では機械精度 / 内部センサによる補正など
     10数項目の検査をし、規格に入っているかチェックします。
    光学機器は機械精度のみで検査項目も少ないですが、それでも10項目近くあります。
    トータルステーション( 距離計 )などはこの後に距離( 測距値 )の精度検査を行います。
    ちなみにこちらでは、測距値を測るためにプリズム 屋内 / 屋外全部で14ヶ所 」
      設置しています。ですが書類上、記載されるのは5ヶ所のみです・・。
  4. 見積りを作成します。
      外観 / 内部検査 / コリメータによる総合検査などで、修理内容( 区分 )
         変わってきます。
  5. 総合検査を終了した機械は、コリメータ装置からビニール袋に包まれ収納格納 棚に移動し
     指示があるまで待機します。
     ( お見積り後、3ヶ月ご指示がない場合、基本的に一度お返しいたします。 )
お店の設備について
イオナイザー ( 高速徐電ブロア )
現在のデジタル機器には電子基板が内蔵されていますがそれらは静電気に対して非常に弱く
 修理など機械内部の作業をしているときに、人体に帯電した「 静電気 」により基板に触るだけで
 壊れることがあります。
そうならないように徐電( 静電気を中和する装置です。
ちなみに作業台並びに作業台床周辺も静電対策をしています。
低周波電圧計 ( ACボルトメータ )
1V以下の交流電圧を測定します。 主に距離を測る基板部で使います。
定電圧電源発生装置 ( 低電圧電源 )
機械によって仕様電圧はまちまちです。そして本体を分解した状態では、機械に付いているバッテリを
 使用することができない事が多々あります。
そんな時、この装置で電源を確保し内部基板の調整 / 修理を行います。
また、装置内部には安全装置が入っていますので漏電 / ショート時には電源を即座に遮断します。
 修理をしている機械の基板を守ってくれるのです。
デジタルマルチメータ ( テスター )
その名のとうりテスターです。が、精度が格段に違います。
小数点5桁0.00001まで測定できます。
 ( 測量機も機種によっては かなりシビアに調整しないといけないので、測定も精度を
     要求されます。 )
EDM調整工具
トータルステーションのEDM( 距離計 )部の基板を調整 / 修理するときに使用。
2台ありますが、機種によって使い分けています。
周波数カウンター
トータルステーションのEDM距離計部を調整 / 修理するときに使用。
基板内部の周波数を計測します。
テストBOX
デジタルセオドライト / トータルステーションの測角部調整 / 修理するときに使用。
 オシロスコープと対で使用します。
オシロスコープ
電気信号を目視できる装置です。これがないと電子基板の電気調整が出来ません。
光センサ
レーザ出力を測るためのセンサ。これにレーザ機器のレーザを照射します。
メガライト100
ハロゲンライト100Wをフレキシブルケーブル内の光ファイバーを使って照射します。
測距部内部の部品位置出しなどで使用。
光パワー・メータ
光センサからのレーザ出力を表示します。上に乗っているのがハンディタイプです。
ROMライタ
プログラムを打込み、ROM ICチップに書き込む機械。
トータルステーションなどの内部プログラムの書き換えなどに使用。
芯出し顕微鏡
測角部に使用されているディスク( 分度盤 )が偏芯したときに使用。
 ( 通常は倍率x100ですがカスタムでx400倍にしていますので機械精度が上がりました。 )
ROMイレーサ
ROMICチップ内部のプログラムを消去するときに使用します。
ABSデジマチックインジケータ( デジタルマイクロメータ )
縦軸( 鉛直軸 ) / 横軸( 耳軸 )の軸ブレまたは、エンコーダ( 分度盤 )の面ブレなどを
 この装置で計測します。 ( ミクロン単位で測るのです。 )
イオナイザー ( 高速徐電ブロア )
コンパクトで高性能タイプ 場所をとりません。 作業台や検査台に合計4台設置しています。
窒素ガス封入装置
測量機内部主にレベルに窒素ガスを封入します。
  仕組みは真空ポンプを使い、内部の気圧を下げ、ガスを入れ 気圧を下げ・・の繰り返しで
     空気と窒素を入替えます。
オシロスコープ
機種によっては2~5種類の電気信号を同時に観測しながら調整をしなくてはいけません。なので2台使用
EDM調整工具Ⅱ
トータルステーションのEDM( 距離計 )部の基板を調整 / 修理するときに使用。
電気半田こて
基板の修理やバッテリの中身交換に使います。一台は「こて」で、もう片方ははんだ吸取り機です。
 ( 真空ポンプを使い吸引します。 )
コリメータ装置一式
この装置で測量機の点検や、内部の機械精度を検査 / 調整します。
 こちらでは、二種類のコリメータを使用しています。
オートコリメータ
トータルステーションなどで 転倒や衝撃を与えたり、永年使用していたりすると内部のプリズムなどが
 ずれたりすることがあります。そんな時、この装置をつかってプリズムの位置出しをやり直します。
 こちらでは、精密用簡易タイプ2台を使用しています。
パルス タコメータ
レーザレベルのロータ部( くるくる回っているところ回転数規格に入っているかをこの装置で
 調べます。
 回転数はカタログスペック または、機械の取扱い説明書に、だいたい記載されています。 )
レーザモニターシステム
レーザ光をコリメータ後部のCCDカメラでとらえた映像を、モニターで目視しながら調整します。
 ( レーザレベルを点検 / 調整する場合、手順としては最初に回転数をチェック、
     CCDモニタで調整後再度レーザ出力メータで調整し、最後に屋外にて実測します。 )
レーザレベル用卓上検査機
レーザ光の最大値( 光量 )をセンサで測り、アナログメータで目視しながら調整します。
ハイトゲージ
レーザレベルからのレーザ光が、360度水平に出ているかデジタルスケールで測ります。
 ( 検査機ではあくまで無限の距離( 長距離 )での調整なので、近距離( 2~5mぐらい )を
     この装置で確認します。
※専用冶具( 機械別修理専用工具 )は諸事情にてお見せすることができません。